『 22卒就活生に向けて伝えたいメッセージ 』というテーマで記事を書きます。
早いもので12月。日系大手企業でも早いとこは4月5月で内定が出ますが、あと半年後には進路が決まっているというイメージが描けるでしょうか?半年なんてあっという間です。
さて、半年と連呼しておいて早速恐縮ですが、タイトルにある通り、『 就活生が落ち着いて将来を考えられるのは、実は残り3ヶ月です。』なぜか?それは3月1日以降は死ぬほど忙しい上に、お祈りを浴びながら内定がチラつく状況で、平常心で将来を考える余裕など無いからです。
結論ファースト
記事の結論は以下の通りです。
- 就活始まったら理想の会社を考える余裕はない
-
今準備するメリット・しないデメリットを知ろう
- 3月1日までにぶれない軸を作っておけ
ハゲ散らかした四十路サラリーマンが恋愛の理想を語れますか?
平常心で準備することの重要性を認識してもらうために、恋愛で例えてみましょう。
高校生が「大学生になったら可愛くて胸が大きい彼女欲しい。そんで僕のアパートに連れ込んでムフフなこといっぱいしたい。グヘヘ」が言ってても、まあ許せます。そんなに目くじら立てることではありません。
20代の男が「美人で胸が大きくて優しくて家事が出来て文句言わなくて癒してくれてS〇Xが上手い年下の女と恋愛して結婚したい」と言ってても、まあ普通にイタイ奴ですが、可能性が無いこともありません。
もし同じことを、ハゲ散らかして年収も貯金もない40代オッサンが言ってたらどうでしょうか?ガンジーでも助走つけて釘の付いたバットで殴るレベルです。誰もそんな奴の相手はしないでしょ。
そんなハゲ散らかした貧乏オヤジは自由恋愛など諦めて、「結婚相手はバツ2や連れ子ありでも問題なしです。子供は諦めます。もちろんお相手は40代でもOKで、年下なんて贅沢言いません。お互い薄給だけど共働きで世帯年収を上げましょう。顔?お袋より女っぽければノープロブレム」と宣言して結婚相談所に魂を売らなければなりません。
長々と何を言いたいのかというと、若くて余裕のあるうちは恋愛に夢見れるけど、年取って条件悪くなったら夢なんて見れないよねってことです。就活も同じです。実際に何社か落ちて持ち駒が減っていく状況、周囲の人が就活を終えていく状況に直面すれば、「自分は将来こうなりたい」なんて理想を語ってる余裕がなくなります。
最悪、「人事様、内臓でも体でも親でも売りますから内定をください。ワンワン」としか言えなくなります。「またコイツは大袈裟に言ってるよ」と就活生諸君は思うかもしれませんが、あながち嘘ではありません。
平常心があるうちに準備せよ
皆さんの多くは本当の“お祈り”の意味をまだ知らないでしょう。インターンで落ちても内定のチャンスはまだ残っていますが、本選考で落ちたら(就職浪人しない限り)その企業には入れません。ある意味死刑宣告なので、ちゃんと成仏するように企業もお祈りしてくれているのです。
さらに日系企業の選考はほぼ全て同時並行なので、「A社落ちたからB社に出してみよう」なんて悠長なこと言ってられません。予め両方にエントリーしておく必要があります。じゃあ最初から日系大手片っ端からエントリーしておこうかと言っても、対策がガバガバになってESの時点で落ちます。
インターン行った組なら、(説明会・ES・WEBテスト)×エントリー数の大変さがわかるでしょ?これを3月1日からの1ヶ月ちょっとでこなす訳で、メチャクチャ忙しいし、エントリー数に限りがあることは想像に難くありません。
という訳で、就活生にとって“持ち駒”の事前準備は重要です。持ち駒を全て失う頃には、追加の大手は残っていいません。
来年の4月5月に、恋愛に理想など求める余裕のない売れ残り中年みたいな状況になりたくなければ、(心に余裕のある)今の時期から就職対策を進めておきましょう。
平常心を失うことで起こるデメリット
逆に、平常心を失った状態で就活に挑むとどうなるかも伝えておきましょう。
例えばあなたの「某企業で研究開発をしたい」という夢、「研究の倍率が高いこと」と関係があるでしょうか?あなたが「A社とB社で迷っていること」と、「どちらの方が内定を取りやすいか」ということは関係があるでしょうか?。無いはずです。
自分の将来は自分で決めることであって、就活の選考の難易度なんていうのは、他の就活生がどれだけ受けるかとか、その時の景気とか外的要因で決まるだけで、あなたの将来を考えることに影響を及ぼすべきものではありません。
ところが上述の通り、持ち駒を失い焦った状態で就活に挑むと、如何に面接に受かるか、内定を取るかばかりを考える羽目になり、自分の理想なんかより「受かりそうな所を探さなきゃ(汗)」と悪循環に陥ります。
3月1日までにぶれない軸を作っておけ
平常心で将来を考えておくこと、心に余裕のない状態で就活に挑むと、ロクなことにならないことが分かってもらえたと思います。仮に平常心でばっちり自己分析やOB訪問を行い、準備万端で3月1日を迎えたとしても、やはり就活中に迷いは出てくると思います。
ただ、根本的な軸はぶれないようにしましょう。似た業界で迷うのは仕方ないですが、全然業界すら定まらずにフラフラするのはダメです。また、自己分析についても、選考で非日常的な状況に晒され、自分の新たな一面が見えることは大いにあり得えます。
しかし、あくまでそれによって自分像への微調整が加わるくらいで、大きく自分像が変わることは無いはずです。フラフラしないためにも、コアな部分はしっかり事前に自己分析しておくべきです。
まとめ
『 22卒就活生に向けて伝えたい事 』というテーマで記事を書きました。
- 就活始まったら理想の会社を考える余裕はない
-
今準備するメリット・しないデメリットを知ろう
- 3月1日までにぶれない軸を作っておけ
人生の頑張りどきは今です。平常心のあるうちに、しっかり自分の将来を考えよう!と伝えておきます。学生時代に燃えるような恋をした相手とそのまま結婚するか、妥協に妥協を重ねた本当に好きではない相手と中年になって結婚するのか。前者がいいはずです。
22卒です。たるんでいたんですが、頑張ります。
また来ます。