今回は、就活生が気にしてやまない『 企業の年収に関する記事 』をまとめます。
就職・転職活動中に採用担当者に「年収はいくらですか?」とストレートに聞くバカはいないかと思いますが、年収は気になりますよね。『東洋経済』では毎年様々な年収ランキングを発表していますので、就活生の興味・目的に沿ったランキング記事が見つかるかと思います。
平均年収が高い企業ランキング(全国編)
平均年収が高い企業ランキング
まずは王道のランキング。みんなも知っていると思いますが、商社と地所・TV局が上位を占めます。テレビ局なんてフジテレビはじめ凋落し始めている(既に落ちぶれた?)のに相変わらず年収はヤバいですね。
バイオ学生が気になるであろう、『ソレイジアファーマ』は、がん治療及び抗がん剤の副作用に対するサポーティブ・ケアに特化した医薬品及び医療機器の開発・販売を行っている企業。『サンバイオ』 は、再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行っている企業です。
上位に、M&Aキャピタルパートナーズ、GCAサヴァイアン、日本M&Aセンターなる謎の企業達が名を連ねていますが、これらは全てM&Aのお手伝いをする会社です。M&Aを知らない学生は、ググりましょう。
30歳時点の年収が高い企業ランキング
意外にもテレビ局は上のランキングより順位を下げています。代わり『サントリー食品』や『キリンホールディングス』などの食品系企業がランキングを上げています。
30代・40代のランキングから、給料が若いときにピークにいくか、年を取ってからピークにいくかが判断できます。
40歳時点の年収が高い企業ランキング
“平均年収トップ500社ランキング”と同じような顔ぶれですね。
平均年収が低い企業ランキング
逆に気になる平均年収が低いランキング。ここに記載されている企業たちも一応『会社四季報』に掲載されている全上場企業約3600社から選んだ企業です。町の中小企業ではないです。
余談ですが、就活生たちは“東証一部上場企業”って聞くと、スゲーって思うかもしれませんが、一部上場企業は全部で1900社以上あります。たぶん就活生の大半がイメージする“東証一部上場企業”(つまり三菱商事とかトヨタとか)は日経225のイメージに近いです。日経225は日経平均株価を算出するために各業界から選ばれたトップ企業たちのことです。
平均年収が高い企業ランキング(地方編)
「全国版なんて参考になるか。ウチの地方で平均年収が高い企業を知りたい」といった方に向けて、地方別の平均年収が高い企業ランキングの記事をまとめました。
北海道・東北地方
1位は、家具最大手の『ニトリ』。その後は、銀行やインフラ系など手堅い企業が目立ちます。
関東地方(東京を除く)
関東でランキングを出すと東京の企業で占められるので、東京以外のランキングとなっています。トップ10は神奈川県の企業が占めていて、1位は半導体装置製造を行う『レーザーテック』。
2位はバイオ学生ならぜひ知ってもらいたい、『ペプチドリーム』。創薬を行う東京大学発のバイオベンチャー企業です。管理人が将来絶対に伸びる会社だと信じて株を持っている会社です。
関東地方(東京のみ)
東京のみのランキングも一応紹介。8割方、全国版に記載される企業が名を連ねています。
中部地方
1位『ファナック』は1340万円、2位は『豊田通商』。1位を獲得した『ファナック』ってのは胡散臭そうな名前に加えて、山梨の富士山の近くに本社がありますが、工場で使うロボットや機械の分野では世界的超一流企業です。2位の豊田通商は、トヨタグループの総合商社です。
近畿地方
1位『キーエンス』2000万円超えでキーエンス。続いて『伊藤忠商事』、『日本商業開発』と大阪府の企業が上位に並ぶ中、京都の『任天堂』がランクイン。
全国的にみても、製薬系の企業が上位100位くらいに多数ランクインしているので、バイオ系の学生は、おなじみの企業が多く見つかるかもしれません。
中国・四国地方
地方は銀行やインフラ系が多くなる傾向にありますが、ユニクロブランドの『ファストリテーリング』、自動車メーカーの『マツダ』とグローバル企業を生み出している点が特記すべき点です。管理人も学生の頃『ベネッセ』を受講していましたが、岡山に本社があるのは意外でした。
九州・沖縄地方
1位は、唯一の1000万円超は福岡の地方局である『RKB毎日放送』。沖縄県のインフラ系企業が上位に2社ランクイン。価格競争の起こりにくいインフラ系企業は島国の沖縄では、ドル箱企業になりそうですね。
企業が公表する年収を調べる方法
余興はここまでにして、本題に。
みなさんも人に頼ってばっかじゃなくて、自分で手を動かして調べる習慣をつけましょう。就活生の大好きな三菱商事を例に 自分で企業が公表する年収を調べる方法を伝授します。
まずは企業ホームページに行って、投資家情報とかIR情報って書いてあるとこをクリック。
投資家情報のページの中から、“ IRライブラリー”とあるところをクリック。その中に“有価証券報告書”とあるところをクリック。
“有価証券報告書”ってのは毎年決算とか企業の情報をまとめて株主向けに出すオフィシャルな報告書と思っておけば問題ありません。
なんとその中に従業員数、平均年齢、平均勤続年数、平均年収が書いてあります。好きな年の有価証券報告書からデータを見ればいいです。だいたいどこの会社でも、“従業員の状況”って書き方で載っているはず。
2019年度の有価証券報告書によると三菱商事の平均年収は1631万(強い)。管理人も生まれ変わったら三菱商事の一員になれるよう、今生では徳を積みます。
まとめ
就活生が気にしてやまない『 企業の年収に関する記事 』をまとめました。
企業研究をしようと検索したら、「企業名 年収」なんて検索候補が出てきてついついネットサーフィンしてしまうのが就活あるある。年収ばっか気にしてたってしょうがないよ(笑)。仮に労働時間も短く、年収が高い仕事であったとしても、つまらない仕事だと、メンタルを擦り減って、幸福度がさがりますので、気を付けて。
「それでも、年収は気になります。」「年収だけじゃなくて、残業時間も有給取得率とかも色々気になる 」って人はこれを一冊買っておきましょう。就活生ならマストでしょ。
まとめて下さり、ありがとうございます。