【TOEIC】就活生がとるべきスコアの目安と面接でのアピール法

今回は『 大企業・人気企業志望の就活生が気になるTOEIC』について書きましょう。

まともな環境にいれば”英語勉強しといた方がいいよ”って周囲から刷り込まれてるはずなので、学部生の頃からコツコツ勉強して、それなりのTOEICスコアを取ってて当たり前ですが、“就活 TOEIC 嘘”なんてワードが上位検索されているくらいなので、多くの大学生はこの時期になって大慌てしているでしょう。




結論ファースト

いつものように、記事の結論は以下の通り。

  • 800、900あれば面接でドヤ顔できる
  • 面接ではあえてアピールしないもあり
  • 1月上旬までにベストスコアとるべき
  • 強い理由があればスコア無しもOK

TOEIC何点取れば面接でドヤ顔できんの?

外資系なら何点あってもドヤ顔なんて出来ません。てか、恥をかくから止めなさい。商社や海運みたいなグローバル志向就活生が集まる所なら900点以上、普通の人気企業なら800点ってとこかな。

外資系は海外の大学にいた奴とか長期留学してた奴がゴロゴロいるので、センター試験に毛が生えたようなTOEICのスコアでドヤドヤするなんて、「俺、中学の時はヤンチャしてたんだ」みたいなイタイ子になるので止めときましょう。

商社やグローバルメーカーみたいなとこでも留学経験者は非常に多いのですが、しょせん金さえ払えば誰でもいけるので、“留学経験あり”という肩書だけのおバカさんもいっぱいいます。ちょっと口を開けば海外で遊んでただけなのが丸わかりのクルクルパーなので、恐れる必要はありません。

話が逸れましたがアピールポイントにするならば、900点超えてたらプラスの評価はしてもらえるでしょう。800点台なら、可もなく不可もなくフツーの人って評価でしょうか

結局はその企業を受けてる他の就活生との相対的な比較になるので、平均より100点以上高ければアピールの価値があるでしょう

平均レベルなら、後述のように他の点と絡めてアピールしない限り、プラスの評価にはなりません。

TOEIC高得点でも面接ではあえてアピールしない

他にもアピールポイントがある人は、あえて面接ではアピールしないもありです。ここから先は、管理人の意見となるので、聞き流してもらっても構いません。

そもそも企業もTOEICで英語力を本気で測ろうとは思っていないので、基本的な英語力があるか、努力を出来る人か、勉強の要領がいいやつかといった様々な点を裏付ける指標として総合的に評価しているのが実態でしょう。

管理人の場合は、就活時にスコアが800以上ありました。履歴書には書きましたが、面接時にTOEICの話題を自ら切り出したことはありません。特段、TOEICと絡めて、長所をアピールするなどした事もありません。

他にアピールポイントを持っていましたし、「TOEICはアピールするほどでもないので話題にしませんが、スコアはこれくらいです」というスタンスをあえて取りました。そっちの方が、大物感が出ませんか?

例えば、「部活を十分頑張って、実績も残しました」とアピールポイントにしてる就活生が、おまけ程度に「苦手な英語も努力して何とか700点を超えました」と言えば、「コイツは仕事でも頑張れるだろうな」と評価されるでしょう。

管理人(ちなみに研究も手を抜かない理系院生)は「ビジネスコンテストやベンチャーのインターンで入賞・優勝しました」とビジネスビジネスコミット度をアピールポイントにしていました。そんな学生が、履歴書のTOEICスコアが高いとなると、「こいつのポテンシャルの高さはなかなか…」 となるのを狙ってました。

振り返ってみて、なかなか有効な戦略であったと思っています。TOEICだと個性を出すのが難しいですし。

 

自ら切り出さなくても、面接では「TOEICの点高いね」と言われることが多かったです。幸いにも意地悪な人事はいなかったので、「じゃあ、ちょっと英語面接してみようか」とは言われることはなく、「どうやって勉強したの?」と聞かれました。そこではじめて目的なり、勉強法なり(実は用意していた答え)をアピールしてました。

 

いつまでにベストスコアを取るべき

22卒は21卒と同じ就活スケジュールになると概ね決定しましたが、本選考で書くためのTOEICのスコアは遅くとも1月上旬までに取っておきましょう。理由は以下の通り。

そもそも、TOEICはいつ試験が行われるかが決まっています。今後のスケジュールでいうと、9月から来年の3月までは毎月やっています(地域にも受験の有り無しがある)。ただし、受験してから結果がわかるまでネットなら3週間、郵送なら4週間かかります。

よって、来年の2月3月4月に受けたって、ES提出に間に合わない可能性が高いですまた、来年も開催されるとはいえ、この時期は冬のインターンの選考や大学の期末試験があるので、TOEIC対策に時間を割くことは難しいでしょう。

引用)TOEIC公式(画面クリックで移動)

 

12月~1月の間にベストスコアを取ってしまおう。

 

TOEICのスコア無しでもいいのか

先に断っておくと、管理人は人事ではないし、いわゆる大企業・人気業種しか受けたことがありません。

業界によっても違うので一概には言えませんが、凡人はESに書いて問題のないスコア(700点以上)を必ず取るべきだと思います

大企業の場合、殆どの就活生がTOEICのスコアを持っていますし、エントリーする時やESを書くときに、必ず資格とかTOEICを書く欄があります。そんな状況の中、TOEICが空白だとやはり「なんで?」と聞きたくなるものです

そりゃ、一流企業でも座談会で出てくる社員の中には、「僕は入ったときTOEIC400点くらいでした」とかいうこれまた“中学時代のワル自慢”みたいなことを平気でのたまう社員もいる(たいてい。いかにも脳筋な体育会系)。

強豪部活に明け暮れたとか、TOEFLで十分な点があるとか、国際学会でプレゼン発表したとか、何か面接官を納得させるだけの“TOEICを受けてない、あるいはまともな点を取れてない理由”を用意できる就活生はスコア無しでもいいでしょう。

しかし、普通の大学生活をこれまで送ってきて(すなわち遊び呆けてきて)、「時間はあったでしょ?」とツッコミを入れられる余地がある人は、まともなスコアを取っておくべきです。

ちなみに「理系だから」とか「研究が忙しかった」というのは全く理由になりません。はっきり言って、このご時世に逆になぜ一切英語の勉強をしていないのか疑問にすら思います。

それに、まともな理系院生なら英語で論文を読み書きしているはずなので、TOEICのスコアが700点もなければ「君、研究の方は大丈夫なの?(笑)」と言いたくなるレベルです。

(12/14 追記)例外として超高学歴は良しとしましょう。詳細はコメント覧の通りです。

 

まあ、TOEICのスコアが悲惨な高学歴理系院生も多いのですが…。凡人が一般コースで人気企業受けるなら、最低限は必要かと思います。

 

まとめ

今回は『 大企業・人気企業志望の就活生が気になるTOEIC 』について書きました。大企業・人気企業向けということで、危機感を煽るために少し厳しめですが、以下の通り。

  • 800、900あれば面接でドヤ顔できる
  • あえて面接ではアピールしないもあり
  • 1月上旬までにベストスコアとるべき
  • 強い理由があればスコア無しもOK

とにかく、就活本番までに700点越えをしておくことを勧めます。てか大企業なら、入ってから出世の基準で730点くらいの壁があります。会社に入ってから勉強するほうがしんどいから、この時期にやっておいて損はないでしょう。

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『【TOEIC】就活生がとるべきスコアの目安と面接でのアピール法』へのコメント

  1. 名前:zappy 投稿日:2020/12/05(土) 15:58:57 ID:f0ae38ee2 返信

    管理人さんの意見におおむね賛成です。

    TOEICは英語力以上に、情報処理力・分析力が求められるので、
    学歴(学力)で不利だと思う学生は、
    持っていることで一定のアピールになるかと思います。

    逆に旧帝大・難関大の人は、学歴(学力)の証明はできているので
    必ずしも必要ないかもしれません。

    • 名前:管理人 投稿日:2020/12/14(月) 22:32:35 ID:10a8d1fdb 返信

      コメントありがとうございます。そうですね。難関大の上位層学生であれば、わざわざTOEICをスコア化しなくても、受験勉強で概ね証明できますね。

      管理人としても、そういった優秀な学生には、TOEICなんてありふれた試験で高得点を目指すよりも、創造的で有意義なことに頭脳を使ってほしいです。