高山厳と韓国のつながりを調べてみたら、意外な事実が出てきた

定年してから、こうしてのんびりブログを書ける毎日が、正直ありがたくてしょうがない。
現役の頃は新聞記者として、毎日締め切りに追われて生きていた。
取材、原稿、校閲……怒涛の日々だった。
退職してしばらく経ったある夜のこと。
孫たちを寝かしつけて、一人でテレビをつけたら、懐かしいメロディーが流れてきた。
「心凍らせて」だ。
思わず手が止まった。あの声、あの哀愁……。
「そうか、高山厳か」と独り言をつぶやいた。
そこからネットで調べ始めたのが、今回のブログのきっかけである。
調べていると、「高山厳 韓国」というキーワードがよく出てくる。
現役時代の習性で「これは何だ?」と掘り下げたくなった(笑)😄
■ そもそも高山厳ってどんな人?
改めて調べると、なかなか波乱万丈な歌手人生だった。
高山厳(たかやま げん)、本名・高山弘。1951年10月19日生まれ、大阪府出身。
1971年に、あの「ばんばひろふみ」「今井ひろし」とともにフォークグループ「バンバン」を結成している。
ところが1975年、自分の力を試したいとバンバンを脱退してソロデビュー。
シングル「忘れません」でのスタートだった。
……しかし、これがまあ売れなかった。
しばらくの不遇の時代、高山は歌手活動をしながら、家族を養うためにプラスチック工場で働いていたという。
現役記者時代に取材してきた「苦労人」の話と重なる。
「歌手だということを、家族にようやく認めてもらえた」という本人の言葉が刺さる。😢
そして1992年、転機が訪れる。
シングル「心凍らせて」のリリースだ。
この曲は読売テレビ・日本テレビ系の朝の連続ドラマ「珠玉の女」の主題歌となり、じわじわと有線放送で火がついた。
なんと累計売上100万枚超えの大ヒット。
1993年には第26回全日本有線放送大賞グランプリ、第35回日本レコード大賞作詞賞を受賞し、第44回NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。
ちなみにこの大ヒットの裏には、年間のべ1000ヵ所以上の有線放送所を自ら訪問し続けた、地道なプロモーション活動があったという。
その執念には、正直、脱帽する。記者として取材した「不屈の人間」に通じるものを感じた。💪
■ では「高山厳 韓国」の関係は何なのか?
さて、本題に入ろう。
ネットで「高山厳 韓国」と検索すると、様々な情報が出てくる。
元記者として、情報の取捨選択には自信がある(笑)。
まずハッキリ言っておきたいのは、「高山厳が韓国人」「在日韓国人」という話については、信頼できる根拠が何もない、ということだ。
Wikipediaや公式プロフィールでも、大阪府出身の日本人歌手として一貫して記載されている。
一部のブログでそういった憶測が書かれているようだが、記者の目から見れば「裏取りなし」の情報だ。
こういった根拠のない噂は、慎重に扱うべきだろう。
■ 本当の「韓国とのつながり」は桂銀淑との交流だった🎤
では、なぜ「高山厳 韓国」で検索されるのか。
調べていくと、実は明確な答えがあった。
それは、韓国出身の演歌歌手・桂銀淑(ケイ・ウンスク)とのデュエットだ。
桂銀淑といえば、1985年に「大阪暮色」で日本デビューし、ハスキーボイスと圧倒的な歌唱力で一世を風靡した歌手である。
韓国・忠清南道の出身で、作曲家の浜圭介に見出されて日本の歌謡界に飛び込んできた。
1988年には紅白歌合戦にも出場している。
高山厳と桂銀淑は1997年2月、デュエットアルバム「高山厳&桂銀淑」をリリースしている。
当時、演歌・歌謡曲の世界では日韓の歌謡交流が盛んだった時代で、堀内孝雄と桂銀淑のデュエットが話題になるなど、日本の演歌歌手と韓国出身歌手のコラボは珍しくなかった。
ちなみに当時の音楽業界を振り返ると、1990年代は日韓の歌謡シーンが少しずつ歩み寄っていた時代だ。
趙容弼(チョー・ヨンピル)が日本でも人気を博し、のちの「韓流ブーム」の下地が作られていた。
私が記者をやっていた頃、文化部の後輩が韓国音楽の取材に行ったことを思い出す。懐かしいな。😊
■ 「心凍らせて」と韓国の関係は?
もうひとつ、楽曲面での間接的なつながりもある。
「心凍らせて」の作曲を手がけたのは浜圭介。
この浜圭介という人物こそ、桂銀淑を日本デビューさせた張本人でもある。
つまり、「心凍らせて」(高山厳)→ 作曲:浜圭介 → 同じ浜圭介が桂銀淑をプロデュース → 高山厳と桂銀淑がデュエット、という流れで、韓国とのつながりが生まれているわけだ。
元記者として整理すると、「高山厳 韓国」の実態はこうだ。
・高山厳本人は大阪出身の日本人歌手
・韓国人・在日韓国人説は根拠なし
・韓国との実際のつながりは、桂銀淑とのデュエット(1997年)
・楽曲面では、浜圭介という作曲家を通じた間接的な縁もある
■ 昭和・平成の歌謡曲が好きなシニア世代に伝えたいこと
最近、息子や娘に「お父さん、よくそんな細かいこと調べるね」と言われる。
でもね、これが楽しいんだよ(笑)😄
現役時代、記者として「事実を確かめる」ことを何十年もやってきた。
退職してもその習性は変わらない。むしろ、締め切りがない分、じっくり調べられる。
「高山厳 韓国」で検索している人の多くは、「心凍らせて」を知っている世代だと思う。
40代〜60代の皆さん、そうじゃないだろうか。
あの曲が有線放送でガンガン流れていた90年代前半、私はちょうど記者として働き盛りの時期だった。
取材の帰り道、車のラジオから「心凍らせて」が流れてきたことを、今でも鮮明に覚えている。
それだけ、あの時代の歌謡曲は「生活の中にあった」んだよな、と改めて思う。
■ まとめ:「高山厳 韓国」の真相🌸
・高山厳は大阪府出身の日本人歌手。韓国籍・在日という情報は信頼できる根拠なし。
・韓国との本当のつながりは、1997年の桂銀淑とのデュエットアルバム。
・日韓歌謡交流が盛んだった90年代の空気の中で生まれた、自然なコラボだった。
・ネット上の根拠なき噂に惑わされず、事実を確認することが大切。
最後に一言。
「心凍らせて」は、今聴いても名曲だ。
YouTubeで探してみると、今でも簡単に聴ける。
孫たちに「おじいちゃんの若い頃の曲だよ」と言ったら、「渋い!」と言われた。嬉しいのか悲しいのか(笑)😆
また気になることがあれば、のんびり調べてブログに書きます。
最後まで読んでくださってありがとうございました🙏






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